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Scripts & Novels
ウタカタ万華鏡
〜祓い屋の少年と人喰い鬼〜
時は近世。東洋大陸の東端に位置する大国・神倭國(しのわのくに)では、陰陽道による統治がなされていた。人々は呪術を使い、妖は跋扈(ばっこ)し、神々は生贄を喰らう。
そんな国のとある小さな村に、祓い屋の少年・ランと、巫女の少年・タオが暮らしていた。タオが生贄になる満月の夜、二人は村を抜け出し、青年陰陽師・レイに出会う。
一方、神倭國の西端では、邪神教ジグマーラの教祖・ガラシャが権勢を振るっていた。彼は国家転覆を目論み、虎視眈々と戦の計画を進めていく。拾った人間の少女水鞠(みずまり)を竜宮に忍ばせ、花形妓女・玉響(たまゆら)の客として自らも出向いて情報収集をし、政府の人間を呪いで葬り去る。そして蟲の神・花蟷螂命(はなかまきりのみこと)を召喚するため、ランの元からタオを連れ去ってしまう。
ランはタオを取り返すため、蟲の神を召喚して戦を止めようと奮闘するが……。
私達はなぜ、呪いをかけ合うのか。
私達はなぜ、生贄を生み出すのか。
私達はなぜ、何かを迫害せずには、いられないのか。
それらを問いかける、東洋ファンタジー。


